大阪府大阪市【デイケア オアシス寿安様】で福祉ネイル
今回は大阪府大阪市平野区にある【デイケア オアシス寿安】様に福祉ネイルのご用命をいただきましたので取材にいってきました。
取材中スタッフ様はずっと笑顔。なぜそんなにも笑顔で仕事ができるのかといった部分にも注目です。
施設の特徴
デイケア オアシス寿安様は大阪府内にクリニック・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・支援センター・ヘルパーステーション・デイサービス等を展開するオアシスグルーブの内の1つ。名称の通り通所リハビリテーションサービスを行う施設です。
約1時間の訪問です。
住所 |
大阪府大阪市平野区長吉六反1丁目5 |
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施設名 | デイケア オアシス寿安 |
TEL | 06-6769-6712 |
FAX | 06-6769-6713 |
営業日及び営業時間 | 月~土 10:00~16:15 |
感染症対策もバッチリ
デイケア オアシス寿安様に到着し、先ずは入口で検温とアルコールによる手指消毒に加えて衣服の消毒も行います。協会のマニュアルでは他にもフェイス シールドやキャップなど必要ですが、事前打ち合わせよる訪問前の行動、体調管理等の確認を条件に今回はマスク着用及び手指・衣服の徹底消毒で対応完了。 デイケア寿安専用入口を通り、柔整師兼相談員の濱田副主任にご挨拶。
「濱田さんこんにちは、本日はどちらで施術させていただきましょうか?」
「前回はラウンジのカウンターでしたが今回はテレビ横の広いテーブルでお願いします。」
前回の様子から利用者様が歩いて施術ブースに来やすいように広い場所、テーブルに変更していただいたのかもしれません。簡単な打ち合わせを終えて施術準備をおこないます。
1人目の利用者様
施術に入る前にお客様が手首にケガを負っていることに気がつき岩本さんが確認をします。
一見ネイル施術とは関係ないようにも思いますが、病院によっては注射針を刺す位置の関係やネイル溶剤が医療行為の妨げになるため福祉ネイルを控えないといけない場合もあります。
今回の場合は多分ネイル施術をおこなっても問題無いであろうことがわかっていましたが万が一のことがあります。念のためお客様にお伺いし、問題無いことを確認致しました。
ネイルのことではなく、いきなり手首のケガのことを聞かれて少し身構えていた利用者様も
ありがとうございました!
2人目の利用者様
こちらの利用者様は岩本さんに施術してもらうのは初めて。というのもデイケア オアシス寿安様には以前、別の福祉ネイリストが訪問していましたが子育てが忙しくなり代わりに岩本さんがくるようになったという経緯があります。
見たことのないネイリストに少し緊張しているのかまだまだ表情に笑顔はありません。
利用者様「うん、おぼえているよ」
このような会話を重ねるごとに利用者様にも笑顔が見えるようになってきました。
爪をスタッフに向けて「見てみて」とお話されていました。普段からあまりネイルをされないのか、うれし恥ずかしい表情のまま退席。
ご利用ありがとうございました!
3人目の利用者様
「こんにちは、よろしくお願いします。先ほどはあちらの机で何をされていたんですか?」
利用者様「あれは折り紙よ。花をつくっていたの」
消毒を済ませ、爪の長さを整えているとサンプルのアートを指さして
利用者様「このバラのアートかわいいわね」と一言。
このあと帰り際にもキレイになったと見せにきてくれました!ありがとうございます!
4人目の利用者様
カメラが少し苦手だとおっしゃる利用者様。でも比較的最初からリラックスムードで施術を受けられていました。
利用者様の中には最初はネイルブースに行くことを恥ずかしがったり、「私なんてネイルで着飾っても……」なんて自分に自信がなく家族に笑われたりしないかと消極的に考える方も多いです。しかしそんな方ほど施術を受けた後、目をキラキラさせています。
今回の利用者様もカメラが苦手だとおっしゃっていましたが恥ずかしかっただけなのかもしれません。
5人目の利用者様
こちらの利用者様も同じようにベースコート、カラーと塗っていきます。
--岩本さん、この扇風機はネイルを乾かしているんですか?
「そうなんです。速乾性がある溶剤といってもネイルに慣れない高齢者の方々は席を立った瞬間に誤って爪に触れてしまう方もいらっしゃるんです。そうなってもアートが崩れないようにある程度乾かしているんです。」
--なるほど、すぐにネイルが崩れることがあってしまってはテンションだだ下がりですよね。
岩本さんはこのようにマニュアルプラスαのことをしているようですね。
デイケア オアシス寿安様の取り組み
デイケア オアシス寿安様では以下のように日曜のお休み以外毎日レクリエーションをおこなっています。利用者様が飽きないよう、またいつでも楽しんで来ていただけるよう考えられています。
最後に片付けをして帰るときにコーヒーを頂きました。ありがとうございます。少し落ち着いた時に気づいたのがスタッフ様みんなが楽しそうな表情であること。僕と同じように利用者様の笑顔を撮られているスタッフ様もいらっしゃいました。スタッフブログを行っているそうで、施設の取り組みを発信されているようです。
「毎日違うことをして飽きられないようにしたい」「他の差別化を図りたい」とおっしゃっており、その言葉の裏には利用者様の笑顔を見ることが楽しい、そのための努力は怠らないといった意味が込められているのでは?と感じました。そういったスタッフ様の気持ちが普段から利用者様に伝わっているからこそ施設内は終始和やかなムードだったんだと思います。
まとめ
福祉ネイルはカラーやアートだけでなくハンドマッサージなど他のメニューも取りそろえております。また、ただ爪を彩るだけでなく利用者様の体調などに配慮して施術をおこない、会話から笑顔を引き出します。これからも数多くの高齢者の方々を笑顔にするよう精進して参ります。