福祉ネイルを全国区へ!『議員連盟』が初めて和歌山で誕生した時の話

 

現在日本保健福祉ネイリスト協会本部(JHWN)の活動の一部に『福祉ネイルの周知』と『福祉ネイリストの社会地位向上』さらには『介護保険認定』という大きな目標があります。

今回のお話はこの3つの活動を同時に進めることができる『議員連盟』が初めて発足したときの話です。議員連盟とは国や地方の議員で組まれる連盟のことで、何か目的を持って組まれます。

たとえば、今回の議員連盟であれば『福祉ネイルという新しい仕事を県会議員の方々に知っていただく』ことです。何度も議論や質疑応答を重ねうまくいけば国から介護保険認定していただけるかもしれないといった具合です。

(質疑応答の様子)

 

この議員連盟が初めて発足したのが和歌山県でした。

また、下家理事の活躍や立谷先生が尽力してくださった点に注目してご覧頂けると幸いです。

 

はじまりはネイルサロンにお客様として来店されたある方がきっかけ

ある日、下家理事が白浜で経営するサロンに一人の女性客が来店されました。

人物紹介

下家 ゆかり理事

現協会の前身、SMBA協会から福祉ネイルの社会的地位向上に尽力してくださっている理事。和歌山でネイルサロンも運営している。

 

世間話の後、福祉ネイルの話題に発展し、

福祉ネイリストという仕事があること、認知症予防に特に力をいれていること、将来は介護保険認定を目指していることなどをお客様にお話しするとその思いに賛同してくださり、その場で町会議員につないでくれるとおっしゃっていただいたのです。

家族と連絡をとるような気軽さで町会議員につなぐと言えるこの方はいったいなにものなのでしょうか?

じつは隣町の上富田町で町会議員をしている『樫木正行先生』の姪っ子さんだったのです。さっそく樫木先生に連絡をさせていただいたところ、

「私は隣町の議員なので、下家理事と同じ白浜地域の議員をご紹介する。その方が連携を取りやすいし、介護保険認定という目標により近づくと思うから」と先生よりアドバイスをいただきました。

この方が福祉の道40年のベテランで和歌山県会議員、立谷誠一議員(現在は退任)でした。

この出会いがすべてのはじまりだったのです。

 

立谷先生へアピールするも反応はイマイチ。ここから下家理事の猛アピールがはじまる

初めて立谷先生とお会いした時、協会の活動内容についてお話しするも資料や説明力不足から『認知症予防×ネイル』に親和性があることを伝えきることができませんでした。

しかし協会のおこなっている素晴らしい取り組みをなんとか伝えたい。その思いで下家理事は立谷先生の事務所へ何度も押しかけ、協会の理念や認知症予防へのとりくみ、活動内容を語りました。

 

時来る、爪磨きが先生の心をうごかした

そして何度目かの事務所訪問のときです。説明よりも体験していただく方がよいと判断した下家理事は先生に爪磨きをしてさしあげたのです。するとみるみる立谷先生の表情はかわり

「オー!!これは何か塗ってるんか?ピカピカしてるやんか。オーイ、お前も磨いてもらえ。これ、スゴイやん」と感動の様子で奥様にみせにいったのです。その後、奥様の爪も磨くと

「イヤー。ピカピカですねー。いつも何もしないからカサカサやのに嬉しいわぁ。」と夫婦で喜んでいただきました。

ネイルの持つパワーに気づいていただいた立谷先生は「私が理事長を務める白浜のB型作業所で福祉ネイルの授業をしてくれないか?」とお仕事を紹介してくださったのです。

 

【B型作業所とは?】

正式名称:就労継続支援施設B型

一般就労の難しい障害者の方(または医師の診断がある方)が支援を受けながら、リハビリや訓練を兼ねた作業を行う福祉施設。A型作業所は雇用契約を結び一般就労に近い形となるに比べ、雇用契約を結ばないB型作業所は体調、障害に合わせたマイペースな利用ができることが特徴。

 

B型作業所での授業は1年程かかったものの、一人の卒業生を輩出しイベント開催するまでになりました。その感動をわかちあったりして交流を深めていった結果、第三回、第四回福祉ネイリストアワードには来賓として参加。第一回研究(学術)集会では基調講演をしてくださるまでになりました。

さらに各界から有識者をあつめ討論をおこなうシンポジウムでは学術顧問の佐藤先生が選出した有識者の一人として立谷先生が参加されたのです。

立谷先生はネイルの学術的な観点から私たちが福祉に関かわる意味、社会的地位向上についての必要性について熱く語って下さいました。

 

介護保険参入のために和歌山県議員連盟をつくってくれた

 

そのシンポジウムの翌日、全国の認定講師が集まる勉強会で私たちが望む介護保険認定について重要なアドバイスをしてくださったのです。

国の認定を受けることは並大抵ではないこと。しかし誰かがやらないと何も変わらないこと。つまり福祉ネイリストみんなが小さな運動でもいいから全国あちこちで今回のような行動を起こすことが大事だということ。

そして最後に「まずは私が和歌山県議員連盟をつくって応援してあげるからあなたたち、がんばりなさい」

と議員連盟を作ってくださったのです。(先生その節は本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。)

その後先生は任期満了に伴い退任。この議員連盟は議員歴が長く、立谷先生と親交も深かった和歌山県会議員の坂本登先生へと引き継がれました。

こちらが坂本登議員

 

2020年4月30日時点では介護保険認定はされておりませんが、まずは福祉ネイルというものを全国に広めるために各地で同じような活動を起こしていっている最中です。

 

まとめ

議員連盟で私たちの活動を認めてもらい、すぐに介護保険認定を受けたかったのですが、現実はそんなにあまくありませんでした。

しかし得たこともあります。協会の活動を全国に広め、社会的地位を向上させることが大事だと今回わかりました。

これは大きな収穫で、目指すべき第一目標が明確にきまったのです。そしてこの後全国に運動は広がり、理事長が『森山浩行国会議員』と出会う話につながります。

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『いつかは介護保険認定』が私たちの夢です。高齢者の方へ最後まで自分らしく生きていただくため、気軽にネイルを楽しんでいただきたい。その思いで私たちは福祉ネイルを全国区へと広げて参ります。

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