Voice生徒・卒業生の声

片野 千代さん(福祉ネイリストスタンダードコース修了)

2025.11.27

千葉県柏市を中心に活動中

最初にネイルに興味を持ったのは、コロナ禍が始まった時期、友人の「ネイルサロンに行けなくなってしまった」という話でした。

介護施設で働く私達は、基本的にネイルは禁止されています。ですが、足は普段靴で隠れてしまう為、入浴介助の際にチラッと見えるのが、自分の癒しであり、利用者様との会話のきっかけになることもあります。
友人を元気付けたかった私は、けれども何も知識が無い状態で人の体に触るのは不安があり、最低限の知識は身につけようと検定3級取得を目指します。

しかしその後、感染者数は増え続け会社からは不要不急の外出は控えるようにとの連絡があり、更には系列施設への異動が決まってしまいました。異動先で仕事に慣れるため慌ただしく過ごす中、ネイルの勉強から遠ざかり、また友人と会うこともままならず、目標が中途半端になってしまいどうしようかと考えていた時に『福祉ネイル』という職業があることを知りました。

調べたところ、福祉ネイルには美容の目的の他、会話で相手を癒したり、元気付けたり出来る、とのこと。

早速スクールの説明に伺ったところ、先生は丁寧に説明をして下さり、沢山私の話を聞いて下さいました。また、体験としてケアと爪を磨いていただきました。帰り道、自分の爪を見る度に笑顔になり、気持ちが明るく上向く、これがネイリストの仕事か…とワクワクしました。

講習を受けてみると、介護施設で働いているうちに身についた知識もあれば、回想法やユマニチュード等改めて覚えることもあり、大変勉強になりました。介護職では無い方からはどのように介護業が見えるのか、なるほどなぁと思うこともありました。

また、検定を目指していたものの実際に手を動かし教わることが無かったため、新しいことを覚える事がとても楽しく、この知識、技術を早く実践したいと思うようになりました。

途中、施設にてクラスターが発生し休業・自宅待機や、父が亡くなる、母や自身の体調不良等、思うようにスムーズに進まないこともあり気持ちが折れそうになりましたが、諦めずに教わり続け良かったと思います。そして実地研修を受け、自分が理想としていた事がここにあったんだなぁと思いました。

回想法が上手く出来ているか分からない程緊張しながら挑みましたが、利用者様のお好きな物や行ったことのある旅行先のこと、飼っていた犬のこと等、また時々私のことも挟みつつ、お話をするのはとても楽しかったです。

普段仕事中はプラス感情の話をしており、あまりマイナス感情の話はしないようにしています。一日過ごす上で、気持ちが不安定になってしまうからです。ですが、大変だったこと、残念だったことも受け入れ、利用者様の思い出や気持ちを引き出していくのは奥が深いなぁと思います。

一人一人と向き合い、その人のことを知ろうとし、思いやりながら施術とお話をする。普段職場では忙しく接してしまううちに、なかなか出来なくなっていることでした。

そして最後に、皆様自分の爪を見て素敵な笑顔になる、それがこの福祉ネイルという職業の素晴らしさを物語っているのだと思いました。正しい知識と技術を学び、そして何より相手を思いやる気持ちを忘れずに、福祉ネイリストとして活動していきたいです。

友人とはなかなか会う機会が無いままではいますが、最初の『人を元気付けたい』という目標は叶えられつつあり、これからも目指していきたいと思います。

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