平根 麻衣さん(福祉ネイリストスタンダードコース修了)
東京都江戸川区を中心に活動予定
私は普段、理学療法士として働いています。もともと病院で勤務しており、入院中の患者様と接する機会が多いのですが、ある患者様が、「入院していると髪の毛を染めたり手のケアをしたりできないのよね」とおっしゃっていたのが印象に残っていました。その時から、なにか入院中でも処置やリハビリの妨げにならないような、患者様がより明るく入院生活を頑張れるような取り組みはないかと考えていました。その時に出会ったのがこの福祉ネイルでした。
ZOOMでの授業や、実技練習を行うと学ぶことが多く、回想法を用いながら施術ができるか不安ではありましたが、実際に実地研修に参加させていただき、利用者様と一緒にネイルのお色味や、デザインを考えたりすることがとても楽しく改めて福祉ネイルを学べてよかったと実感することができました。病院では認知症の方も多く、気分が乗らないと処置やリハビリを拒否してしまったりする方も多くいらっしゃいます。認知症の方に対しても回想法を用いることで昔を振り返りながら落ち着いた気持ちになることができ、また患者様のことをより深く知ることができるきっかけになると思いました。さらに実際に爪のお色味やデザインを一緒に決めることで、ご自身で考えるという過程がとても重要だと感じました。認知症ですぐ忘れてしまうこともあるかもしれませんが、少しでも安心できる環境があると感じていただければ、その後の身体的なケアやリハビリも前向きに取り組んでいただけるのではないかと思います。
病院では患者様に化粧をする機会があり、お化粧された患者様がお化粧をする過程で色選びなどをご自身で行ったり、その後の声掛けなどで笑顔になる場面が多くありました。今後の福祉ネイリストとしての取り組みとして、化粧と福祉ネイルを組み合わせ、より患者様が前向きに入院生活を送れるような活動を行っていきたいと考えています。
また。今回実地研修で地域のデイサービスや施設での活動を経験し、今後の高齢化社会を見据えた活動を行っていく必要があると感じました。医療の現場でも予防医療という観点が注目されていますが、利用者様がより活力のある健康的な生活を送る第一歩として福祉ネイルをすることで外出機会が増えるなど、怪我や病気のリスクを減らすことにもつながると感じました。
私も福祉ネイリストとして、患者様や利用者様の健康や活力を維持するサポートができればと思います。
