Voice生徒・卒業生の声

鈴木 麻美さん(福祉ネイリストスタンダードコース修了)

2025.11.27

千葉県船橋市エリアを中心に活動予定

福祉ネイリストの資格を取ろうと思ったきっかけは、母が認知症になったことです。
母親はとてもお洒落な人でした。 髪を茶色く染め、赤いマニュキュアをして授業参観にくる母親が自慢でした。

そんな母親が化粧もせず外に出かけるようになったのも認知症の症状のひとつだと知りました。

ある日一緒に病院に行く時、軽くお化粧をしてあげてみたところ急に表情が明るくなりました。

それを見て「そうだ! マニュキュアをしてあげよう!」 と思いついたのが福祉ネイルの入り口です。

私が初めてネイルサロンに行ったのは人生の折り返しを過ぎてからでした。
ネイルサロンに行くなんて贅沢だと思い、母親と同じようにセルフネイルをしていました。

初めてのネイルサロンの帰り、こんなにも気分があがるものなんだと驚きました!
年甲斐もなくスキップをして帰りたいぐらいの気持ちでした。

なぜそのような気分になったのかは、ちょっと説明がつかないのですが。

とにかく化粧をしてあげたときの母親の表情がその時の自分の気持ちと重なったのです。

また、訪問介護事業で働いていた時に出逢ったご利用者様が私のネイルを見て、「訪問でマニュキュアをやってもらえないか?」 と仰っていたことを思い出しました。
結局願いをかなえてあげる手段がなく、ごまかしたままその話は流れてしまいました。

今介護を必要としている世代の子供の年齢は、私と同じぐらいだと思うので、おそらくお金を払ってネイルをしてもらうことを贅沢と思っている世代ではないかと..

しかし、 お金に変えられない効果があるということを理解して頂きたい。
ご家族の方々に、その必要性をお伝えしていきたいと考えています。

ではなぜ「ネイル」なのかと考えると、 やはり「常に自分の目で見える」ことが、その人の脳や心を豊かにするのだと。

私事ですが、 9月より訪問看護事業所への転職が決まりました。

面接の際、「福祉ネイリスト」の資格について質問を受けました。
スクールで学んだこと、活動についてお話ししたところ大変興味をもたれました。
と同時にまだまだ福祉業界に浸透していない事を実感しました。

高齢者だけでなく、 福祉業界全体に 「福祉ネイリスト」 という仕事を知ってもらい、そこにお金をかけることを贅沢なことだと片付けることなく前向きに考えて欲しい。

施術はもちろんですが、 福祉業界へ 「福祉ネイル」の存在と必要性を知ってもらうことに力をいれて活動ていきたいと考えています。

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